64bit版Cygwinをインストールしてapt-cygするまで
setup-x86_64.exeの使い方
このexeファイルは最初にCygwinをインストールするときにも使いますし、既存のCygwinにパッケージを追加するときにも使います。そういう不思議なセットアップファイルです。
(自分の知る限り、setup.exeがそういう2面的役割を担う事例はCygwinくらいです。普通setup.exeっていったらインストーラに決まってるのにw)
初回インストール時には最低限下記のことをやっておけばよいでしょう。
- "Choose A Download Source":デフォルトでおk
- "Root Directory", "Install For":デフォルトでおk
- "Local Package Directory":デフォルトでおk
- "Select Your Internet Connection": デフォルトでおk
- "Choose A Download Site": ftp://ではじまって.jpで終わるやつを指定すればおk
"Select Packages"
とりあえずtar, gnupg, gawk, wgetの4つだけ検索してチェックを入れればおkなぜこの4つかというと、後述するapt-cygを動かすのに必要だからです。
(後から追加したくなったらsetup-x86_64.exeを再度実行すればよいので、悩まなくて大丈夫です)
Create icon on Desktop: チェックを入れておいた方がよいでしょう
Add icon to StartMenu: チェックを入れておいた方がよいでしょう
apt-cygをインストール
apt-cygの本家はこちらなのですが、https://github.com/transcode-open/apt-cyg
2013年12月現在では開発が停滞しているので下記のfork版をオススメします
https://github.com/kou1okada/apt-cyg
apt-cygは1ファイルで構成されてるただのシェルスクリプトなので、下記ページを開いてブラウザの保存機能で保存するとよいでしょう。
https://raw.github.com/kou1okada/apt-cyg/master/apt-cyg
C:\cygwin64\usr\local\bin\apt-cyg というファイル名で保存すればOKです。
apt-cygを使ってみる
Cygwinを起動します。起動したら、ターミナルから実行権限を与えます。
chmod 0755 /usr/local/bin/apt-cyg
これでapt-cygが使えるようになります。デフォルトだと海外の遅いサイトに接続してしまうので、国内レポジトリを向くように設定変更します。
apt-cyg -m ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/cygwin/ update
(さっきsetup.exeでやったのと同じ意味ですがこっちはapt-cyg用です)さあこれで設定おkです。
では試しにmakeやらgccやらgitを入れてみましょう。
$ apt-cyg install make
$ apt-cyg install gcc-core
$ apt-cyg install gcc-g++
$ apt-cyg install git
これでインストールされれば成功です!!おめでとうそしておめでとう。
\(Cygwinワールドへようこそ)/
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Cygwin