2011年振り返り
1月~2月
素のPHP/SQLiteで作られたWebアプリを、Ethna+PostgreSQLに移植(リファクタリング)しました。リファクタリングはパズルのようでとても楽しく、すごく没頭することができました。
3月
東日本大震災がありました。ここでは語りつくせない大きな出来事でした。
4月
個人で受託開発していたプロジェクトが、11ヶ月かかってやっと完成しました。複数人同時参加して遊ぶパーティゲームで(ソーシャルゲームではない)、Amazon EC2 + MySQL +Ethna2.5 + ADODB ActiveRecord + jQuery で構築しました。
要件定義から見積もり・契約・サーバ構築・アプリ開発・テストまで全部一人でやりました。
大変でしたがとてもよい勉強になりました。
また、Ethna2.3.5の既存アプリをEthna2.6にバージョンアップするべく、Ethna2.6beta2のコードを読み漁りました。
5月
Git/Githubをひとりで使い始めました。それを使ってC言語の勉強を始めました。
ただ、C言語で作りたいものが明確でなかったので、GitもC言語も長続きはしませんでした。
6月
本ブログをXreaからDTIのVPSサーバに引越ししました。Xreaでは同じサーバで動いてる他の利用者の負荷で重くなっていたのですが、VPSだとそれがないので快適になりました。
苦手だったCPANモジュールのインストールを克服するべく、AmazonEC2を使ってMooseやらPlaggerやらのインストールにチャレンジしました。 Node.jsを試してみました。
7月
MovableTypeの管理画面が遅いのに嫌気がさして、何とか改善できないものかとDB構造やソースコードをひたすら調べました。XML-RPCを使って投稿してみたり、管理画面をいろいろ改造してみたり、試行錯誤しました。
これのおかげで記事投稿のスピードが速くなり、1ヵ月にエントリー65件という過去最高に多くの記事を書きました。
その中で [coLinuxインストール完全マニュアル] という連載記事を気合を入れて書いたのですが、意に反してアクセス数はほとんど増えませんでした。
「ブログ執筆で飯を食う」というおぼろげな夢が、不可能だとわかりました。(笑)
8月
DTPIのVPS上で本ブログのサーバ構成をいろいろいじってみました。- Nginxを導入してリバースプロキシを構築
- PHP,MySQLのバージョンをアップ
- MovableType管理画面をPSGI(Starman)で動かす
9月
Ethna2.6betaをいじりました。東北地方(秋田・青森・北海道・岩手・宮城)を自動車+電車で旅行してきました。
陸前高田・気仙沼を実際に自分の目で見て涙が出ました。
10月
GithubとEthna
Ethna2.6の開発に参加しました。主に、Ethna2.6.0beta3に向けてのバグ修正をやりました。
Githubでforkしてbranchきってpull request、という基本的な操作ができるようになりました。 @sotarokさんのおかげです。感謝!!
iPhone
ついにガラケーからiPhoneに乗り換えました。巷で騒がれているほど使いやすいものではない、というのが第一印象でした。
在宅勤務で常にPCの前に座っており何でもPCで済ませてしまうので、あまりiPhoneの出番がなく、期待してたほどの衝撃はありませんでした。
ちょっと鈍感なのかも。
11月
にわかサーバ管理者になりました。AmazonS3を画像配信サーバとして本格的に使いはじめました。
Perlでの並列処理をやってみました。
MongoDBを使い始めました。
PostgreSQL負荷対策に没頭しました。
負荷とは何かについて真剣に考え、いろいろな策を打ち、成果も出ました。
すごく充実したみのりの多い時期でした。
12月
Ajaxを本格的に使い始めました。PostgreSQL Advent Calendarに参加して記事を2本書きました。
MongoDBにのめり込みました。
まとめ
11月が一番充実していたように思います。負荷対策というのは、コンピュータサイエンスにどっぷり浸かる絶好の機会で、とても楽しかったです。
レスポンス速度として目に見える成果が出たときは、最高に気持ちがよかったです。
自分は、要件がはっきり決まっているものを深堀したり、無駄なものを整理・統合・削減する仕事が向いているようです。
具体的にはパフォーマンスチューニング、サーバ削減、リファクタリングなど。
まとめると2011年は、サーバ管理、Github、AmazonS3、並列処理など2012年につなげるための基礎づくりができたので大変よかったです。
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