Emacs初心者がやりがちな過ちベスト3
Ctr + z で「終了」したと勘違いする
Ctr + z (C-z)は、Emacsを「休止」するためのコマンドです。休止されたプロセスは、バックグラウンドで起動しっぱなしになっています。
$ jobs # バックグランドジョブを見る
[1] + suspended emacs # suspend状態になっているのがわかる
$ fg # 復帰する
その昔、Emacsをやたらと起動しまくっている人がいて、僕:ねえ、なんでEmacs何個も起動してるの?
彼:毎朝Emacsを起動して、帰るときにCtr + z で終了してます
僕:えっ
彼:えっ
それ終了ちゃいますからw
Emacsを終了するのは Ctr x + Ctr c (C-x C-c)です。
Emacsのプロセスを複数起動する
ファイルfoo.txtを編集するときに、$ emacs foo.txt
別のファイルを編集するときに、別にターミナルから
$ emacs bar.txt
こうするとEmacsが2つ起動してしまいます。Emacsはプロセスが重いので、1個だけ起動するのが基本だと思います。
nanoやvi感覚で多重起動してる人をたまに見かけますが、メモリを馬鹿食いするのでおすすめできません。
Emacsを起動するときはまず引数なしで起動して、起動した後にファイルを開くようにしましょう。
$ emacs # 引数なしで起動する
#a.php# みたいなファイルをコミットしてしまう
ファイルをいじって未保存の状態でしばらく放置すると、#a.php#みたいなファイルができてしまいます。何も考えずにこの状態で
git add .
git commit
などすると、#a.php#をコミットしてしまいます。ファイルをこまめに保存する癖をつけておけば#a.php#というファイルは作成されません。
バッファーを未保存の状態で長時間放置しないようにしましょう。
私の経験では、Emacs初心者の4人中3人くらいがこれらの罠にはまってしまうようです。
この記事がEmacs初心者の役に立てば幸いです。
Happy Emacsing!
カテゴリ:
Emacs