簡単!CentOS 7.1にPHP7.0をさくっとyum installする方法
前回の記事で、LinuxにPHP7.0をソースからビルドする方法 を紹介しました。
今回はパッケージインストールする方法を紹介します。
以下、素のCentOS 7.1での作業手順です。
Epel, Remiレポジトリ追加
# epelを追加
$ sudo yum -y install epel-release
# remiを追加
$ wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
$ sudo rpm -ivh ./remi-release-7.rpm
この時点で、remi-phpおよびremi-php70レポジトリも導入されています。
$ ls /etc/yum.repos.d/
CentOS-Base.repo CentOS-Debuginfo.repo CentOS-Vault.repo epel-testing.repo remi-php70.repo remi.repo
CentOS-CR.repo CentOS-Sources.repo CentOS-fasttrack.repo epel.repo remi-safe.repo
PHP7.0をインストール
さきほど追加したレポジトリを使ってphp70パッケージを入れます。
$ sudo yum --enablerepo=epel,remi,remi-php70 install php70
これで入るには入るのですが、/opt/remi/php70/root/
以下の奥深いところに入っているので若干使い勝手が悪いです。
実は/opt/remi/php70/enable
にパスを通すための設定が書かれています。
$ cat /opt/remi/php70/enable
export PATH=/opt/remi/php70/root/usr/bin:/opt/remi/php70/root/usr/sbin${PATH:+:${PATH}}
export LD_LIBRARY_PATH=/opt/remi/php70/root/usr/lib64${LD_LIBRARY_PATH:+:${LD_LIBRARY_PATH}}
export MANPATH=/opt/remi/php70/root/usr/share/man:${MANPATH}
なのでこれを使ってパスを通します。
source /opt/remi/php70/enable
動作確認
$ php -v
PHP 7.0.1 (cli) (built: Dec 16 2015 14:34:32) ( NTS )
Copyright (c) 1997-2015 The PHP Group
Zend Engine v3.0.0, Copyright (c) 1998-2015 Zend Technologies
インストールできました!
ついでにビルトインサーバでphpinfoを見てみましょう。
$ echo '<?php phpinfo();' > info.php
$ php -S 0:8000
PHP 7.0.1 Development Server started at Sun Dec 27 11:19:13 2015
Listening on http://0:8000
Document root is /home/vagrant
Press Ctrl-C to quit.
ブラウザから http://サーバのIP:8000/info.php にアクセスして、phpinfoの画面が見れたら成功です!
もろもろのPHP Extensionたちを入れる
さて、上記方法だと最低限のExtensionしか入りません。 これだけだと足りないので Extension を探してみましょう。
$ yum --enablerepo=epel,remi,remi-php70 search php70
とやるとぞろぞろとパッケージ一欄が出てくるので、ここから好きなやつを選んで入れるとよいでしょう。
例
$ sudo yum --enablerepo=epel,remi,remi-php70 install php70-php-mcrypt php70-php-mbstring php70-php-fpm php70-php-gd
はい、簡単ですね。
まとめ
Remiレポジトリを使ってCentOS7にPHP7をインストールする方法を紹介しました。