ついに退職。
前回、宣言したとおり、3年勤めた会社を12月末で退職しました。いわゆる脱サラというやつです。
辞めた理由は、独立起業しようと思ったからです。
なんで待遇のよい安定した大企業を捨てて独立しようと思ったか、その理由と決断にいたるまでの心境の変化をここに記録しておきます。
誰かの役に立つかもしれないし、自分でも初心を忘れないために。
1.もともと起業するのが夢だった。
なんで起業する夢を持っていたのかはよくわかりません。
僕が社会に出た2001年という年が影響しているかもしれません。
その年はまさに起業ブームでした。
前の会社に転職したとき、次辞めるときは起業するときだと決めていました。
ただ、そのときは個人投資家として株式投資でやっていく計画でした。
実際、株の運用成績はかなり上出来で、このままいけば数年後には独立できるはずでした。
2.新興株バブルに乗って大敗北
幸いライブドア株は持ってなかったですが、市場全体が冷えこんだのに巻き込まれ、大損。
このとき、自分は投資家としての重要な資質を欠いていると自覚しました。
このときの損は結果的にほぼ取り戻したけど、やはり投資家は向いていないなと自覚。
3.プログラムを書き始める
これがまた面白くてのめりこみ、ぐんぐん上達しました。
そんなおり、自分が使っていた「早起き生活」というWebサービスが、個人によって運営されていることを知りました。
他にも、グリー、del.icio.us、frendsterなんかも開発者が一人で始めたサービスだと知り、衝撃を受けました。
そして自分もそういうサービスを作りたいと思うようになりました。
4.他にいろいろなとこから影響をうける
・大学時代の後輩sinjiが先に起業したこと
・スティーブジョブズのスピーチ
・はてなの近藤社長
5.サイドビジネスでやろうと試行錯誤
でも、本業があるとなかなか時間がとれず、思うようにサービス開発ができませんでした。
すごく焦りました。
6.宮崎駿
あるテレビ番組でスタジオジブリのドキュメンタリーを見ました。
テレビ画面に、宮崎駿が作った作品が走馬灯のように流れるのを見てこう思いました。
そうだ、何かをつくりたい。
自分のつくったもので人を感動させたい。
寝食も忘れて、何かをつくりたい。
集中したい。のめりこみたい。
その中で、笑ったり泣いたり悔しがったりしたい。
大企業で係長とか課長とかになりたくない。
自分の作品を世に出したい。
スティーブ・ジョブズや宮崎駿みたいに。
これが最後の一押しになって、去年の6月ごろ、独立を決心しました。
起業する理由としてはヘンかもしれません。まあ起業の理由に正解とかないと思います。
上記で思い描いた自分に近づけるように、死ぬ気でがんばりたいと思います。
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