三省堂、「大辞林」などを書籍とWebに同時出版

Yahoo!ニュース - RBB TODAY - 三省堂、「大辞林」などを書籍とWebに同時出版 エポックメイキングなニュースだ。 書籍とWEBに同時に出版、というが、書籍の方は必要なのか?という疑問がわく。
同社では2005年7月から辞書編集にXMLを使用し、編集時から全国各地の監修者に、「Web経由での内容確認」(リモートプルーフ)を行ってもらっていたとのこと。こういった制作手法がとれるのもデジタルならではだ。そしてXMLデータであることを活かし、書籍組版においても「XSLT」での自動組版を採用し、制作効率をアップさせることでコストも改善した。
XMLが騒がれ出したのはだいぶ前で、2000年ごろには本屋で入門書もいろいろ出ていた。 三省堂が辞書編纂にXMLを採用するまでに5年もかかった。なぜか? XMLの有用性そのものは、5年前からあったはずである。 答えは、辞書編纂に携わる人間や文化が恐ろしく保守的だからだ。活字文化の牙城だからだ。 こういった業界に従事する人たちは「効率化」という概念に異常に拒絶反応をしめす。 なんとも歩みののろいものだ。 ていうか、出版社がつくる辞書は必要なのか? オープンソースが辞書編纂学を駆逐する日がいつか来ると思う。 辞書編纂学。そんな学問があること自体、いまとなっては驚きだ。 文学業界に言いたいことは山ほどあるので、おいおい色々書くことにします。
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