釣りぽいタイトルですいません。
このへんの記事を読んで、自分にも貴重な体験があったのを思い出しました。
ある女子中学生と家庭教師の話
数年前の話。
私は二十歳でした。
大学生で家庭教師のバイトをしていました。
たまたま紹介会社から、中学3年生の女の子を担当してほしいと言われ、会ってみることにしました。
どこにでもいそうな、明るくて勉強嫌いな中学生でした。
「女の先生だと甘えてしまうので、自分から男の先生を希望した」
とのこと。
兄がいるので、男の先生の方が親しみやすい、とも言っていました。
私の家と近かったし条件も良かったので、OKして勉強を教えることになりました。
勉強はやはり好きじゃないようで、試験前だけがんばるという感じでした。
でも英語だけは結構がんばって勉強していました。
「英語が話せるようになりたい」
と言っていました。
その子には3年間、勉強を教えました。
インターネット上の衝撃の出会い
彼女が高2になった時、私は家庭教師をやりながら就職活動をしていました。
その頃インターネットを家でやり始めて、チャットというものを知りました。
「これって海外に人ともチャットできるのかな」との好奇心から、、英語のチャットルームを探して入ってみました。
そこで衝撃的な光景を見ました。
日本人と外国人が、チャットルームというWebページの中で、楽しそうに会話しているのです。
英語で。
文字だけで。
私が普段触れる英語といえば、教科書と、教材のCDと、NHK英会話ぐらいしかないというのに。
海外旅行だってしたことないのに。
「生の英語」だ!
「ネイティブの英語」だ!
それが、家で、自分のパソコンの画面で繰り広げらている。
すごい!
私はいてもたってもいられなくなり、勇気を出して参加してみました。
> Hello
すると、
> Hello, DQN
返事が返ってきました。
返事の主は、オランダ人でした。
高校生の男子で、よくこのチャットルームで日本人とチャットしているという。
就活がうまくいかなくて悩んでいると言ったら、「そうだな、日本は不景気だからな」と慰めてくれました。
すると、今度はフランス人が参加してきました。
大学生でした。日本のアニメが大好きだと言います。
私は夢中になって、日本の不景気のこと、就活のこと、海外の事情、インターネットの面白さなどについて語りあいました。
チャットが終わって我に返ったら、夜が明けていました。
初めてできた外国人の友達でした。
海外旅行したことないのに、海外の人と友達になれました。
インターネットって、すごい!
私はその後もチャットにはまり、ドイツ人、中国人、アイルランド人とも仲良くなりました。
数ヶ月後、そのドイツ人が友人を連れて日本に旅行に来ました。
私は電話番号を教えて、大阪駅の前で待ち合わせました。
駅に行ったら、デカい外人が2人、改札の前に突っ立っていました。
「ハロー、君がDQNかい?」
すぐに意気投合。
大阪の街を案内しました。
次の日は、例の家庭教師のバイトの日でした。
2人のドイツ人に、一緒に行くか?と冗談で聞いたら、「行く」と言いました。
それも面白いと思って、ドイツ人を二人、例の教え子の家に連れて行きました。
一家の驚きようといったら!
その日はたこやきパーティをしてもてなしてくれました。
インターネットは人生を変えた
その後、上記で出会ったオランダ人も、日本に来て僕の家に泊まり、彼女の家にも行きました。
こういう出会いがきっかけで、彼女は英語がますます好きになりました。
大学に入った後、一人でスウェーデンに留学することを決め、スウェーデンで経営学を勉強しました。
向こうで彼氏もでき、私よりはるかに英語が堪能になって帰ってきました。
「私が国際社会に目を向けるようになったのは、先生のおかげだ」
と言ってくれました。
教師みょうりに尽きる一言でした。
インターネットは本当にすごいと思います。
インターネットがなかったら、僕の家に外国人がやってくることも、彼女が留学することも、たぶんなかったでしょう。