SVN(TortoiseSVN)初心者は、ファイル・フォルダを削除するときは要注意。

TortoiseSVNを使っていて、ファイルやフォルダを削除するときは要注意です。

ファイルやフォルダを普通に削除してはいけません。

ファイルやフォルダ削除するときは必ず、

右クリック > TortoiseSVN > 削除

で削除しましょう。
普通にファイルやフォルダを(deleteキーなどで)削除すると、「紛失」というステータスになります。

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削除したのに「紛失」とはなんだ!!と
私は最初戸惑いを感じました。

削除した私本人にとっては「紛失」ではないからです。

では一体誰にとって「紛失」なのか??
たぶんイメージ的には、ローカルPCで働いているTortoiseちゃんから見たときの「紛失」なんでしょう。

ものすごくわかりやすく書くとこんな感じなんでしょう。

Tortoiseちゃん:
「ふぁー。ご主人様(PCユーザ)から呼び出されたから、今日も仕事すっか。
 なになに、コミットをしたいのですね。
 準備しますので少々お待ちを。
 あれ、ふと気づいたら昨日まであったファイル・フォルダがなくなってる!!
 聞いてないよ!!
 紛失だ紛失だ!!」

「紛失」はトラブルのもと

「紛失」は、トラブルの元になります。
「紛失」のままコミットをすると、コミットできなくなることがあります。
特にフォルダの紛失は痛いです。
TortoiseSVN コンテキストメニューを使用しないで、フォルダをエクスプローラで削除した場合、作業コピーを破損してしまいコミットできなくなります。
作業コピーを更新すると、Subversion はリポジトリから最新のフォルダを取得し、紛失したフォルダと置き換えます。
そのため、フォルダを削除する正しい方法は、TortoiseSVN → 削除 を使用することです。
(TortoiseSVNヘルプ)

フォルダを削除するときは必ず

右クリック > TortoiseSVN > 削除

です。
これ鉄則!!

イメージ的にはこんな感じです。

ユーザ:「Tortoiseちゃん、このフォルダを消しといてね。よろしく」
Tortoiseちゃん:「はい、かしこまりましたご主人さま。
  次回のコミットの際に、サーバちゃんにレポジトリから削除するように言っておきます。」

うっかりdeleteキーで削除してしまったら

もし間違えてdeleteキーなどでファイル・フォルダを削除してしまった場合は、

 右クリック > SVN更新

で復元してくれます。
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