LinuxにPerl5.005_04をインストールする方法(makeで失敗した場合の対処法)

その大学では、未だにPerlのバージョンが5.008なのです。 一瞬見間違いかと思ってよく見たら、やっぱり5.008なんです。(涙) Wikipediaで調べたら、Perl5.005_04が出たのが何と1994年!? 私は普段Perl5.8を使っているんですが、5.8用に書いたスクリプトが、はたして5.0上で動くのか?? Googleでいくら検索しても、5.8と5.0の違いを説明したサイトは出てきません。 さすがに1998年のPerlに関する情報をWebで探すのは無理か。。。 Perl5.6についての解説記事はいろいろ出てくるのに、5.0に関する情報は皆無。(><) とりあえず、5.0はUnicodeに対応してないようなので、EUCで作ることにしました。 で、CGIスクリプトは何とかできました。 しかし、納品前にやはり5.0で動作検証しないといけません。 途方にくれながら、手元にあった「すぐわかるPerl」という本をペラペラめくっていると・・・ あった! 「付録B UnixにPerlを入れてみよう」 という章に、Perl5.005_03にインストール方法が! しかも懇切丁寧な解説! これぞ天の助け!!(^^)/

Perl5.005_04をソースコードからのインストールに挑戦

小躍りしながら早速CPANにアクセスして、perl5.005_04.tar.gzをダウンロード。
いざ、解凍。
% gunzip < perl5.005_04.tar.gz | tar xvf -
(コマンドの意味は一切わかりまへん(**) )
いろいろ解凍される。

終わったら、ディレクトリを移動して
% cd perl5.005_04
% rm -f config.sh
% sh Configure

もはや私にとっては暗号でしかない。。。

which of thease apply, if any? [linux]
いろいろ質問されるが、ほとんどデフォルトでいいらしいので、Enterキーをひたすら押す。

Installation prefix to use? (~name ok) [/usr/local]
ここは自分のホームディレクトリを指定するのがよいらしいので、そうする。
あとはひたすらEnterキーを連打。
終わったみたいなので、次はコンパイル。

% make
ここで、エラー発生!ひえ〜
make: *** `miniperlmain.o' に必要なターゲット
`<\343\202\263\343\203\236\343\203\263\343\203\211\343\203\251\343\202\244\343\203\263>'
を make するルールがあり ません. 中止
ひえ〜全然意味わからん。。。 エラーメッセージでGoogle検索しまくると、このページにたどり着く。 Perl の make 時に miniperl でエラーになる場合の対処方法 ふむふむ。 で、おそるおそる ./config.sh の内容を書き換える。
ld='gcc'
libs=-lnsl -ldl -lm -lcrypt -lutil -lpthread -lc
perllibs=-lnsl -ldl -lm -lcrypt -lutil -lpthread -lc
そしてmake
% make
をを!動いた!
% make test
エラーが2個出たけどうまく行ったっぽい?
$ bin/perl -v

This is perl, version 5.005_04 built for i686-linux

Copyright 1987-1999, Larry Wall
おおお!!感激!! ラリーさまのお名前が!! 無事インストール成功(^^)V
追記
私は勘違いをしていました。 Perl5.008 = perl5.8だったようです。 従って、Perl5.005 = Perl5.5ということになります。 私はPerl5.005をインストールする必要はなかったことがわかりました。 アホですいません。 しかし、インストール方法自体は誰かの役に立つかもしれないので残しておきます。
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