暖かいシャワーと冷たいシャワー

 

僕が独立を決めて、前の会社を退職するときに上司から言われた言葉は、

「本当に大丈夫か?」

新しいソフトウェアのアイデアを考えて、周囲の人に話してみても、

「それでどうやって儲けるの?」

「どうやって広めるかが問題だ」

という風に、足りない点を指摘されたり、心配されたりすることが多い。

上司や友人は、純粋に僕の行く末を心配して、あるいは僕の作品の不安な点を不安に思って、親切からこういう発言をしてくれている。

この親切心には素直に感謝したい。

 

だけどやっぱり、これから新しいことに挑戦するときには、

「いいじゃん、やってみたら」

と言われたい。

こう言われた方が元気が出る。

 

2000年にアメリカ旅行をしたときに、シカゴである青年起業家と出会った。

彼に、僕が趣味で作ったCGIを動かして見せたときの反応jを今でも鮮明に覚えている。

「すごいじゃないか。これは君のアイデアかい?」

 すごくうれしかった。

 

日本だとたいてい

「そんなん作ってるヒマあったら彼女作れ」

と言われそうな場面である。

 

アメリカの人は、こういう風に他人のイノベーションを褒めるのがすごくうまい気がする。

自分も、挑戦するひとたちに「暖かいシャワー」を振りまける人間でありたい。

 

合言葉は、

「すごいじゃん!応援するよ」

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